手足がいつも冷たい冷え性の方にお勧めしたい「冷え性改善のための3つのツボ」 | 自律神経専門 鍼灸治療院HARINO

手足がいつも冷たい冷え性の方にお勧めしたい「冷え性改善のための3つのツボ」

冷え性でいつも手足が冷たくて、とてもつらい…という方はいませんか?
氷のように手足が冷たく、夏場でも靴下は欠かせないし、冬場は何枚着こんでいるのかわからないという方もいますよね。

「冷えとり」がいいと靴下を何枚も履いてみたり、お風呂にもしっかり浸かっているのにどうも改善されない。
ひどいと、しもやけが出来たりする方もいます。

今回は、そんな冷え性で悩む方にお勧めのツボを3つほどお伝えしようと思います。

そのツボにお灸を据えてみてください。
1度で効果が出なくても毎日繰り返し行えば効果は少しずつ出てきてくれると思います。

お灸は、台座灸というシール状になっていてやけどしないお灸が便利で薬局などで買えます。
ただ火を使いますので、火の始末はご注意くださいね。
インターネットでは煙の出ないタイプやいい匂いのするタイプ、火を使わないお灸も売っていたりしますので、お好みに応じて使い分けてみるのもいいかもしれませんね。

冷え性改善に効果的な3つのツボ

1. 三陰交(さんいんこう)
2. 大腸兪(だいちょうゆ)
3. 関元(かんげん)

一つずつ詳しく解説していきたいと思います。

1. 三陰交(さんいんこう)

名前は聞いたことあるという方もいらっしゃるかもしれませんね。ツボの中では有名な方です。

内くるぶしから指四本分上に上がったところで少しへこんでいるところにツボはあります。
触ってみると痛みがあったりする場合もあります。

このツボは女性の味方のツボで、冷え性の他にも貧血や生理不順、更年期症状などにも効くとされます。
ですので、女性であればとりあえずここにお灸をしておけばなんとかなるよという万能ツボの一つです。

もちろん男性でもこのツボは有効なので、冷え性で困っているという方は一度試してみてください。

2. 大腸兪(だいちょうゆ)

続いて大腸兪というツボがあります。これは腰にあるのでちょっと一人でするのは難しいかもしれません。
ただ、このポイントは足の冷えを改善するのにものすごく効果的なのでトライする価値はあります。

左右の骨盤を結んだ線上にあり、腰骨の一番下で腰と骨盤の間くらいにツボがあります。
腰骨の両際に少しくぼみがありますのでそこにお灸をしてみましょう。

うつ伏せだと一人でやりにくいので、一人でチャレンジするときは横向きで寝転び、片方ずつするのがいいかなと思います。
ですが、基本的にはうつ伏せになり、どなたかに置いてもらうことをお勧め致します。

このツボに綺麗にお灸が出来たら足がポカポカしてくると思います。
1回で感じないときは温かさを感じるまでお灸を置いてあげてください。

3. 関元(かんげん)

最後は関元です。
関元というツボはお腹にあります。おへその下指3本分くらいのところにあります。

関元は別名丹田(たんでん)とも呼ばれ、元気の源のツボになるため、ここにお灸をすると足の冷えだけでなく体力回復や気力回復効果もあります。

下腹部を触って抵抗が無くベコベコしているような方は力が弱っているため、しっかりとお灸をして温めてあげましょう。

お灸は温かさを感じるまでやりましょう。
お灸を1回しても冷えていると特に熱を感じない場合もあります。
そういう場合は2回目、3回目と繰り返し温めていく必要があります。

それを毎日、1週間、2週間と続けているとかなり下腹部が温まり、骨盤内の血流が改善してきます。

あと、ツボの刺激も大切ですが、冷え症を悪化させる要因が他にもありますので追記しておきますね。

皆さんは大丈夫でしょうか?当てはまる方は少し見直して改善できるとより良いですよ!

身体を冷やす5つの要因

砂糖の取り過ぎ

砂糖の原料であるサトウキビには体を冷やす作用があるとされています。
さらに砂糖をはじめとする糖分を取ることにより血糖値が急上昇し、急降下します。
この乱高下の繰り返しにより自律神経に負担を掛け血管の運動がうまく行かず、血流が悪くなり身体が冷えます。

厚着のし過ぎ

身体を冷やしてはいけないと必要以上に厚着をしていませんか?
厚着によって外から温めすぎると、その状態に身体が慣れてしまい内側から温める力が弱まります。
そのため、厚着を取ったときに今まで以上に冷えを感じてしまいます。
室温にあった服装選びを気を付け、必要以上に厚着をしすぎないようにしてみましょう。

運動不足

運動不足により筋力が低下すると血行も悪くなり冷えます。
全身の筋肉のうち、70%は下半身に存在しています。
そのため、下半身をしっかり鍛えることにより血流が改善し、体温が上がり冷え性の改善になります。
毎日15分~40分ほどのウォーキングや散歩などをして足を鍛えましょう。

薬の飲みすぎ

頭痛薬をはじめとする鎮痛薬は体温を上げるホルモンの働きを抑える効果があります。
痛みを緩和するためとはいえ、飲めば飲むほど体温が下がっていき冷えます。注意したいところですね。

精神的な過緊張

精神的な過緊張は自律神経の働きを乱れさせ、リラックスできなくなり手足が冷えやすくなります。
深呼吸をする、好きなことをする、一人の時間を作るなど、自分なりのリラックス方法を見つけたいですね。

いかがでしょうか?
以上、5つのことに気を付けながら、先ほどお伝えした3つのツボをお灸で刺激して、冷え性からの卒業をしていきたいですね。

そもそも冷え性で悩まれている方の多くは内臓が冷えていて、骨盤周りが硬くなっていて血液が巡らないような状態になってしまっています。

その状態の中では、いくら手や足などの末端だけを温めていてもなかなか改善せず、重度な冷え性になればなるほど、中心の内臓や骨盤などをケアしていく必要が出てきます。

鍼灸治療院HARINOでは鍼灸を使って冷え症の改善も行っております。
やはりご自身やご家族の協力のもとだけでは不十分なところがあり、あきらめてしまう方も多いですからね。

冷え性は頭痛や肩こりのもとになりやすい症状の一つ。
もし、興味があって、ちょっと冷え性改善したいなと思われる方がおられましたらご連絡お待ちしています。
全力でサポートさせていただきます。

冷え性はなかなかつらいので、一日でも早く改善していきたいですね。

鍼灸治療院HARINO 米増圭司

 

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