子供が頭痛いと言い出したら?子供の頭痛の原因と対策 | 自律神経専門 鍼灸治療院HARINO

子供が頭痛いと言い出したら?子供の頭痛の原因と対策

あなたのお子さまが頭痛いと言い出す時ってありませんか?

小学校高学年から中学生くらいになると多くなりますが、小さい子だと幼稚園くらいから言い出す子もいるそうです。
それが風邪を引いたときなどであれば、安静にしていれば治るものも多いと思います。

ただ、頻繁に頭が痛くなったり、原因もわからないという場合となると不安ですよね。

実は最近、子どもさんの頭痛が増えています。
そこで今回は、子どもさんの頭痛で起きやすい原因とその対策についてお伝えできればと思います。

子どもの頭痛で多い原因は?

まず、はじめに風邪や頭をぶつけたり、頭がカチ割れそうで高熱もあるような場合は病院を受診されることをお勧めいたします。

脳へのダメージや髄膜炎のような重篤な病気の場合もあります。

ここからは病院でも異常なしと言われたり、とくに原因がわからない場合の状態の時のお話をしますね。

子どもさんの頭痛で多いのが、片頭痛と緊張性頭痛という2つのタイプの頭痛になります。

片頭痛とはズキンズキンと脈打つような頭痛で女の子に多く、片側になったり両側になったりします。
緊張性頭痛とは肩こりや首こりの影響から血流が悪くなり頭痛が起こるものです。

この2つのどちらかになったり、両方なるケースもあります。

そして子どもさんに多い主な原因が次の5つです。

片頭痛や緊張性頭痛を引き起こしやすい原因

1. ストレス
2. 目の使い過ぎ
3. 寝不足
4. 冷え性
5. 食生活

1. ストレス

進学や、受験、クラス替え、文化祭や体育祭などイベント、定期テストに友達付き合い、部活動などなど、子どもさんには意外とストレスがたくさんあります。

中学生くらいになると学校でのスケジュールは結構タイトなものです。
部活の合間を縫いながら勉強して、塾にも通い、友達付き合いもして…となると精神的な疲労はピークになりやすいです。

また、それだけ忙しいと肉体的にも疲れてしまうため、その疲れからも頭痛が起きやすくなります。
普段明るい子でも悩みを抱えている子は多いので注意して見守ってあげたいところですね。

女の子は、小学校高学年頃から身体が変化しはじめホルモンバランスが崩れやすい状態になるため、身体に負担がかかりやすくなります。

生理の時期に合わせて片頭痛が起こりやすくなることがわかっており、エストロゲンという女性ホルモンが減ると片頭痛になると言われています。

もし、生理痛がきつくて頭痛もあるという子どもさんは骨盤の歪みや冷え性からも起きやすいのでしっかり改善していく必要があります。

2. 目の使い過ぎ

最近はスマホやタブレットが普及し、LINEやInstagramなどのSNSやスマホゲームなどをずっとやっている子が多いですよね。

一日中使っていると相当な目の疲れと脳の疲れを引き起こします。

特に子どもさんは熱中しやすく時間を忘れてみていることが多いので、気付いた時には頭が痛い…というケースも多いです。

寝る直前までスマホを触っている子も多いので、そうなると脳が興奮したまま睡眠を取ることになるため、十分な睡眠が取れず、翌日まで疲れを持ち越してしまうことになります。

そしてその翌日もまたスマホを触り続けているので疲れが取れることが無く、慢性的な頭痛を引き起こしやすくなります。

対策としては目を休めるほかないのですが、寝る直前にホットパックや蒸しタオルなどで5分間だけでも目の周りを温めてあげると効果的です。

3. 寝不足

今、子どもさんは非常に忙しい毎日を送っています。ある意味大人より忙しいかもしれません。

朝早くに起きて朝練に行き、終わったら授業を受け、授業が終わればまた部活に行き、帰ってきたら塾に行き、そこから勉強して、寝る前にスマホで友だちとLINEする。

休みの日でも部活があったり、試合があったりとにかく休む暇がありません。

その結果、慢性的な寝不足になっている可能性があります。
頭痛に悩まされていたり、イライラしたり、授業中はずっと寝ていたりしていたら寝不足が原因かもしれません。

寝ていないと自律神経がリラックスしないため身体も弱くなり、ケガをしやすくなったり、疲れやすくなったりします。

対策は、睡眠の質を上げることになります。マッサージや鍼灸を受けてしっかり身体をケアするのも効果的です。

4. 低体温

36度以下の体温のことを低体温と言いますが、今、低体温の子どもが増えていることをご存知でしょうか?
子どもさんの体温は何度でしょうか?もし、ずっと35度台なのであれば改善していく必要があります。

原因として多いのが、運動不足、朝食を食べない、夜遅くまで起きている、エアコンの使い過ぎ、砂糖の取り過ぎなどがあります。

当てはまるものはありますか?

低体温になると、頭痛だけでなく、集中力が続かない、イライラしやすい、疲れやすい、アレルギーを起こしやすいなどさまざまなトラブルを引き起こしやすくなるためしっかりと改善していきたいですね。

5. 食生活

ご飯をコンビニで済ませたり、おやつばかり食べていたり、炭水化物ばかり食べたりしていませんか?食生活の乱れも頭痛を引き起こす大きな原因の一つです。

カップラーメンやアイスクリームなどおいしいものばかりですが、ジャンクフードを食べすぎると粗悪な油と糖分を取り過ぎてしまい、血流の悪さなどを引き起こしアレルギーも起きやすくなります。

また、これらの食品に多く含まれる人工甘味料は脳を刺激し、頭痛の原因となりやすいことがわかっています。

年齢が若ければ若いほど、和食を中心とした食生活を心がけたいところですね。

 

いかがでしょうか?

子どもさんを取り巻く環境は目まぐるしく変化していて大人は付いていけないことも多いですが、親である私たちが気を付けるだけでも改善することはたくさんあります。

もし、どうしようもないという場合はご相談ください。

鍼灸治療も体調回復には効果があります。

小学生からでも鍼灸治療は受けられますので、一つの選択肢として覚えておいていただければと思います。

子どもさんはじめ、ご家族全員が元気で健康的になりたいですね!

それでは、また!

鍼灸治療院HARINO 米増圭司

 

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