片頭痛の予防に必ず取りたい3つの栄養素
片頭痛ってつらいですよね。
いつ襲ってくるかもわからないやっかいな頭痛ですが、頭痛を予防してくれる栄養素があることをご存知でしょうか?
食べ物を変えるだけで頭痛が改善するなんて素敵ですよね。
ある栄養素をしっかり摂取していれば頭痛がマシになるとの報告があります。
逆に不足してしまうと頭痛が起きやすくなるということなので頭痛持ちの方は積極的に摂取していきたいところですよね。
そこで今回は、頭痛持ちの方がしっかり取りたい栄養素についてお伝えしたいと思います。
頭痛持ちの生活を食事から変えていきたい、栄養について知りたいという方はぜひ最後までご覧いただければと思います。
片頭痛の予防に必ず取りたい
3つの栄養素
頭痛の味方になってくれる栄養素はいろいろありますが、代表的な3大栄養素は以下の通り。
・ビタミンB2
・ビタミンB6
・マグネシウム
今回はこの3つの栄養素について1つずつ解説していきたいと思います。
ビタミンB2
細胞のエネルギーを生み出すミトコンドリアというものに作用して細胞の働きを改善し、片頭痛を予防してくれます。
片頭痛持ちの方はミトコンドリアの働きが弱いとの研究があります。
ミトコンドリアというのは身体のエネルギーを作り出してくれているところなので、その働きが弱ってしまうとエネルギーを作り出すことが出来ず、うまく働かなくなってしまいます。
特に脳はエネルギーを大量に使うのでミトコンドリアの働きはとても大事。
そのミトコンドリアを元気付けるのがビタミンB2になります。
またビタミンB2には、にきびや吹き出物、口内炎の予防にも役立ちますので、積極的に摂取したいですね。
ビタミンB2が多く含まれる食材
豚肉、鶏肉、レバー、かつお、いわし、うなぎ、ほうれん草、ブロッコリー、たまご、納豆、のり、玄米 など
ビタミンB6
ビタミンB6は神経を健康に保ち、筋肉を柔らかくする働きがあります。
ビタミンB2と一緒に取ると吸収率がアップするため一緒に食べることがお勧めです。
また、ビタミンB6は「脳ビタミン」とも呼ばれていて、認知症患者さんに投与すると進行が30%~50%遅くなったとの報告があります。
脳の神経同士を繋ぐシナプスを修復し、脳の血流を改善する効果があると言われています。
さらにビタミンB6にはむくみや貧血、肌荒れの予防効果もあります。
生理前にイライラしたり、不安定になってしまう方は、ビタミンB6と亜鉛を一緒に取ると女性ホルモンバランスを整えてくれますのでお勧めですよ。
ビタミンB6が多く含まれる食材
レバー、鶏肉、まぐろ、かつお、鮭、アボカド、かぼちゃ、ピーナッツ、バナナ、玄米 など
マグネシウム
マグネシウムには神経の興奮を抑える働きがあります。また300種類以上もの酵素の働きを助け、生命維持に必要ないろいろな代謝機能を助けてくれています。
血管を拡張させて血圧を下げたり、血液の流れを良くして血栓が出来にくくしてくれる効果もあります。
精神安定の効果もあるため、イライラ、不安、うつなどのメンタルの不調にも効果があるので、しっかり取りたいですね。
マグネシウムが多く含まれる食材
わかめ、ひじき、のり、納豆、豆腐、みそ、ピーナッツ、アーモンド、しらす、あさり、ブロッコリー、枝豆、ごま など
いかがでしょうか?どれも大事な栄養素ばかりですよね。ご自身の食生活を振り返ってみてどうでしょうか?足りていますか?
最近、食事をおろそかにしていたな、と感じた方はこの機会に食生活の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
栄養補給はサプリメントで
補えばいいの?
これだけお伝えすると、サプリメントで補った方がいいのかな?と思ったりしませんか?
僕の意見としては、サプリメントも悪くないですが、やはり食事から取っていきたいなというところです。
不足しがちと言えども、普段の食事をしっかりと取っておけばこの3つともしっかり取れるビタミンです。和食中心にして3食しっかり取れれば問題無いと思います。
そして、ビタミンなどの栄養素はいろいろな種類のビタミンを一緒に取った方が吸収率もいいので、その点からも食材から取ることをお勧めいたします。
しかしながら最近の野菜は昔の野菜と比べて栄養価が半減してしまっているので、肉を食べないといった野菜中心の生活をされている方は少しサプリメントで補うのもありかな?と思います。
ご自身の体調を見ながらサプリメントを飲むかどうかも決めていきたいですね。
ただ、これらの栄養素を取ったからと言って、すぐに効果が出るというものではありません。
バランスのいい食事を気を付けながら食生活の改善をしていくことにより、徐々に体調は良くなってくると思います。
栄養だけじゃない隠れた注意点
ここで一つ注意点があります。
いくら身体に良い栄養を取っても、吸収されなければ意味がありません。
身体に入ってきたものを吸収している場所は小腸です。小腸の働きが弱まっていると栄養の吸収がうまく出来ず、せっかく取った栄養が外に出ていってしまいます。
特に便秘や下痢をよくするという方は腸内環境の改善も同時に取り掛かった方がいいかもしれません。
腸内環境の改善には食物繊維が必要不可欠。
きくらげや切り干し大根、きな粉などがオススメです。
鍼灸治療もお勧めです。体に直接刺激を与えることにより活性化させ、腸内環境の改善から血流の改善、歪みの改善などさまざまな効果があります。
ゆがんでしまった身体を整えてから、しっかり栄養素を入れてあげると身体は復活し元気になってくれます。
さらにお灸などをセルフケアとして取り入れると効果は抜群ですので、ぜひ取り入れてみてください。
どこにお灸をすればいいの?治療をお願いしたいという方はいつでもご相談くださいませ。
しっかり内臓から元気にして頭痛からサヨナラしたいですね。
一緒にがんばっていきましょう。
それでは、また!
鍼灸治療院HARINO 米増圭司