あなたのその頭痛の原因は?片頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛の見分け方
ご自身が頭痛になったとき、これは一体何頭痛なの?と思ったりしたことってありませんか?
一言で頭痛と言っても様々な種類の頭痛があります。ご自身の頭痛が一体何頭痛なのか?よくわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、各頭痛の特徴をお伝えできればと思います。
頭痛には大きく3種類に分かれます。
頭痛の3種類
1. 片頭痛(へんずつう)
2. 緊張性頭痛(きんちょうせいずつう)
3. 群発性頭痛(ぐんぱつせいずつう)
聞きなれない頭痛もありますか?
一つずつ詳しく説明していきますね。
1. 片頭痛(へんずつう)
片頭痛(偏頭痛)とは、こめかみあたりがズキンズキンと脈打つような頭痛が特徴的。
60%は片側のみに出ますが、40%は両方に出ることもあります。
比較的若い女性に多く、国内では1000万人も苦しめられ、頭痛全体の8~10%ほどはこの片頭痛だそうです。
片頭痛が起こる前兆として目の前がチカチカする閃輝暗点(せんきあんてん)という状態が出たり、光や音に過敏になることもあります。
ですが、必ず起こるというものでもなく、まったく前兆無しに片頭痛を発症する人も多くおられます。
原因としては何らかの原因で血管が拡張した際に周りの神経が刺激され、ズキズキと痛みが出るとされていますが、まだはっきりとはわかっていません。
2. 緊張性頭痛(きんちょうせいずつう)
緊張性頭痛とは、頭が締め付けられたり圧迫されるような痛みがあります。頭痛の中でもっとも多く国内で2300万人ほど苦しめられているそうです。
原因としては、首や肩の筋肉の緊張(コリ)から血流が悪くなり、血行不良により頭痛を引き起こします。
片頭痛はズキンズキンとした拍動性の痛みがメインでしたが緊張性頭痛はそういう痛みはありません。
普段のデスクワークによる眼精疲労や、スマホでの同じ姿勢などの不良姿勢が続いたりして首まわりの筋肉がガチガチに固まってしまうと起こりやすくなります。
症状の程度としては、片頭痛に比べると比較的マシなことが多く、頭重感を感じるが仕事や家事はなんとかできるケースが多いです。
マッサージを受けると楽になったり、入浴後は少し改善することが多いので、そういう方はこちらに当てはまるかもしれません。
3. 群発性頭痛(ぐんぱつせいずつう)
男性に多いとされます。
国内では100万人ほどと上2つに比べると苦しめられている人の数は少なめですが、目の奥がえぐられるような痛みが特徴的で、その痛みは生きているのがつらいほどと言われます。
顔にある三叉神経というのが刺激されるため、片方の目の奥が痛くなり、涙や鼻水などが止まらなくなることもあります。
発生頻度自体はそれほど多くなく、年に1~2回ほどですが、一度起こると数時間~数日続きます。
そして市販の頭痛薬もほとんど効かないほど痛くかなりつらいものになります。
原因も今のところハッキリしているものはありません。アルコールやタバコも引き起こす原因の一つにはなっています。
いかがでしょうか。あなたが当てはまる頭痛はありましたでしょうか?
おそらく、片頭痛と緊張性頭痛が一緒に起こっている人も多いのではないでしょうか?
医学的には3パターンに分かれていますが、実際のところはその線引きはハッキリしないところもあります。
前回は緊張性頭痛だった、今回は片頭痛だ。
というようなことも起こり得ると思いますし、一緒に来ることもあると思います。
パソコンやスマホを扱うことが多いので、脳は常にフル回転状態です。
そうすることで首や肩も凝り、頭皮も硬くなり、血流が悪くなることで脳に酸素が行き渡らず脳はオーバーヒートを起こします。
現代人の一日の情報収集量は、平安時代に生きていた人の一生分、江戸時代の人の一年分と言われています。
それくらい膨大な情報が脳に入ってきているため、頭痛も起きやすくなっていると思います。
ただ、しっかりと改善に取り組むことにより薬に頼らなくても頭痛の頻度は収まってきます。
鍼灸治療も非常にお勧めですので、デジタル社会で張り詰めた脳をしっかりリフレッシュさせていきたいですね。
お一人だとなかなか厳しいこともあるので、良ければサポートさせていただきたいなと思います。
興味がある方は一度ご相談だけでもしてみてくださいね。
あなたの頭痛生活が終わることを祈っています。
それでは、また。
鍼灸治療院HARINO 米増圭司