パニック障害で不安や恐怖を感じると体に起こる5つの変化
今回のテーマは【パニック障害で不安や恐怖を感じると体に起こる5つの変化】です。
パニック障害をお持ちの方にとって一番怖いことはパニック発作かと思います。
いつ起こるのか分からない不安感や恐怖感。
そして一度始まると死んでしまうのではないかと思うほどの動機や過呼吸に苦しめられてしまいます。
そんなパニック障害ですが、不安や恐怖を感じると体に5つほど変化が起き始めます。
この5つの変化をいち早く察知することが出来れば、事前に危険な状態を逃れられるようになるかもしれません。
パニック障害の方は非常に身体が敏感になっている方が多いため、
これらの予兆に素早く気付ける方も多いのではないでしょうか。
不安や恐怖を感じた時の身体の変化
1.体が硬直する
不安や恐怖を感じ体が緊張すると、程度は違えど体が硬直し動けなくなります。
全身の筋肉が固まり、毛が逆立ち、瞳孔も開きます。
適度な緊張感は運動能力を高めてくれますが、緊張が強すぎると動けなくなります。
2.呼吸が浅くなる
深い大きな呼吸から浅くて速い呼吸になります。
素早く体に酸素を送り届けようとするためです。
適度な緊張は持久力や瞬発力が高まりますが、強すぎる緊張は過呼吸や酸欠状態となります。
3.手足が冷たくなる
手足など末端の血管が縮まり、手足が冷たくなります。
血液を真ん中に集中させ出血などを抑えるためだと言われています。
緊張が続き過ぎると手や足が震え、血の気が引いたようになります。
4.視野が狭くなる
普段より視野が極端に狭くなります。
敵など一つのものに集中するためです。
眼球の動きも制限され周りを広く見渡すなどということはできにくくなります。
5.冷静な判断が出来なくなる
生きるか死ぬかのような緊張感の中ではなかなか冷静な判断が難しくなります。
特に不安や恐怖を強く感じる相手や状況ではいつもなら問題なくできる簡単な事でも戸惑ったりミスをしがちです。
不安や恐怖に襲われた時の対処10ステップ
①意識的に体を丸めて柔らかくします。
②伸びをしたり手足を動かしたりして体の硬直を解きます。
③呼吸を深くゆっくりします。
④洋服や毛布などで手足を温めます。
⑤積極的に眼球を動かします。
⑥周りを見渡すようにします。
⑦冷静な判断が出来なくなるということを前提に、無理な判断をしない。
⑧信頼できる人に判断を任せる。
⑨自分が今「緊張状態にある」ということを認識する。
⑩緊張状態から無理に抜け出そうとせず、緊張しながらできる対応を取る。
緊張から無理に逃げようとするとどこまででも大きくなります。
「怖いよね。でも大丈夫、私がいる。」
と自分が自分の味方になってあげてください。
緊張状態になりやすい場所
・人の流れが速いところ
・空気が籠っているところ
・すぐ離れられないところ
・他人同士の雑談が聞こえるところ
・過去のトラウマを思い出すところ
こんなところは緊張状態になりやすいところとなります。
お気を付けください。
最後に
緊張する場面で緊張するのは誰しもが経験することと思いますが、何気ない日常でも急に不安や恐怖を感じて緊張してしまう場面があると怖くなりますよね。
ただそれはもしかすると、ご自身が気付いていないだけで、体は無意識に緊張する場面だと察知して反応しているのかもしれません。
緊張してしまうと体は硬直して呼吸は浅くなり冷静な判断ができにくくなります。
「自分が緊張するとどうなってしまうのか」
ということを理解しておくことも大切かと思います。
不安や恐怖感には怯えてしまいますが、必ず収まります。
どうぞリラックスして過ごせますように…
それでは、また。
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