注意!甘い物の食べすぎで起こる低血糖頭痛とは? | 自律神経専門 鍼灸治療院HARINO

注意!甘い物の食べすぎで起こる低血糖頭痛とは?

仕事で疲れた時に甘い物がほしくなったり、無類のお菓子好きだったりしてついつい甘い物を食べすぎてしまっていませんか?
菓子パンやチョコレート、ケーキにアイスクリーム。美味しいものばかりですよね。僕も大好きなのでつい食べすぎてしまうことがあります。

その美味しくて病み付きになる甘い物ですが、食べ過ぎによって頭痛を引き起こすことがあるという事をご存知でしょうか?

そこで今回は、甘い物の食べ過ぎによる頭痛についてのお話しをしたいと思います。

甘い物が大好き、そういえば甘い物を食べた後は頭痛がしやすいという方は要注意ですので最後までご覧いただければと思います。

甘い物を食べると低血糖になる

結論から言うと甘い物を食べすぎると最終的に低血糖状態になることがあります。
その低血糖状態が頭痛や肩こり、倦怠感などの原因となってしまうのです。

え?甘い物は血糖値が上がるのでは?と思いますよね?

炭水化物や砂糖などの糖分は身体に入ると血液中に取り込まれ血糖となり、この血糖の濃度が血糖値となります。

血糖値は糖分を取ると当然上がります。
そして血液中に存在する血糖値が上がるとそれを筋肉などに取り込むため、膵臓(すいぞう)が働いてインスリンというホルモンを出して吸収していきます。
そしてある程度吸収が終わるとインスリンは働きをやめ、また正常な血糖値に戻るという仕組みを身体は持っています。

しかし、糖分を大量摂取した場合が問題で、糖分を大量摂取すると血糖値もその分急上昇します。

急上昇するため、膵臓にも負担がかかりインスリンを大量放出することとなります。
すると、急上昇した血糖値を急降下させるため、今度は下げ過ぎてしまい低血糖状態となってしまうのです。

この低血糖状態が続いている時が頭痛を引き起こす原因の一つとなってしまいます。

低血糖疑いのチェックリスト

・早食いでよく噛まずに食べている。
・甘い物が好きでよく食べている。
・ご飯やパンは大盛りで食べることが多い。
・お菓子をよく食べる。
・スーパーの総菜や加工食品をよく食べる。
・炭酸飲料やジュースをよく飲む。
・エナジードリンクなどをよく飲んでいる。
・食後頭痛や肩こりや倦怠感が起きやすい。
・砂糖を取らないと落ち着かずイライラしてくる。
・食後眠くなったり集中力が低下する。
・糖尿病もしくはその予備軍である。

上記のうち当てはまるものが多ければ多いほど要注意。
低血糖による身体の不調が出ている可能性があります。

ご飯、パン、パスタなど主食の取り過ぎに注意しましょう

血糖値を跳ね上げてしまう大きなリスクは主食にあります。
どんぶりでご飯をいっぱいにしたり、大盛りのパスタやパン食べ放題など誘惑が多いですが、炭水化物の取り過ぎは非常に危険です。

食後の眠気やだるさ、集中力の低下などを感じるという方は、そういうものじゃないの?と思われる方も多いのですが本来健康的であれば、そんなことはありません。

低血糖になることで脳に栄養がいかないため、活動が鈍ってしまい、眠気や集中力の低下を引き起こしてしまうのです。

重要な会議の前や試験の前、ミーティングの前などは炭水化物を控え、魚のカルパッチョやオリーブオイルを使ったサラダなどヘルシーなメニューにされた方が集中力が低下せず、良いパフォーマンスが発揮できると思うので試してみて下さい。

カロリーゼロなら大丈夫?人工甘味料は?

では、最近流行りのカロリーゼロや糖質ゼロな商品は大丈夫なのか?と気になりますよね。
ダイエットやトクホで重宝されていますし、安心安全なイメージですよね。

甘味を感じながらカロリーゼロにするために使われるのが人工甘味料というものです。
砂糖などの糖分を使わないためカロリーはゼロ。それにもかかわらず甘味はしっかり感じるという優れものです。

そんな人工甘味料なのですが、実は砂糖の200倍の甘さがあるため、その強い甘味に舌が慣れ本来の感覚が鈍くなり甘味に対して鈍感になってしまうという作用があります。
その結果微妙な甘みに満足できず、ますます甘い物を食べすぎてしまうという悪循環にはまりやすくなります。

さらに人工甘味料には糖分は無いのにも関わらず血糖値が上がるという不思議な現象が起こることがわかっています。
人工甘味料を取ると強烈な甘みを感じるため脳が糖分を取ったと錯覚します。

糖分を取ったのに血糖値が上がらないのはおかしいと、脳が体に血糖値を上げろという命令を出します。
その時に体からはストレスホルモンが放出されるため、負担が大きくかかり頭痛や疲労感の原因となりやすくなります。

また人工甘味料には脳神経に対する強い興奮作用があるため、うつ症状や物忘れなどの脳機能の低下にもつながる危険があるため、多量の摂取は控えた方がいいかもしれません。

どんな食品を選べばいいの?

あなたは、買い物などをする時に、食品の裏面に書いてある原材料表記を見たことがありますか?

裏面表記にはこの食品には何がどれくらい使われているかが書いてあります。
並んでいる順番も使われている物の多い順に書いてあります。

その中で以下の単語がずらずらと並んでいて、とくに最初の方にたくさん出てくる食品はあまりお勧めしないので、選ぶ際の参考になればと思います。

裏面表示で気を付けたい要注意リスト

・砂糖
・ブドウ糖
・果糖
・ぶとう糖果糖液糖
・果糖ぶどう糖液糖
・アスパルテーム
・アセスルファムK(カリウム)
・スクラロース

他にもたくさんありますが、これらの名目がたくさん書いてある食品や飲料水はできるだけ避け、和食を中心としたバランスのいい食事にすることをお勧めします。

 

いかがでしょうか?
普段から頭痛や肩こりで悩んでいる方で、とくに食事をした後に感じやすい方などは一度糖分の取り過ぎによる低血糖症状を疑ってみてもいいかもしれません。

ランチはおかずのみにしてみたり、清涼飲料水を控えてみたり、ご飯の量を半分に減らしてみたりするだけでも効果はあるかと思います。

また、低血糖状態に日常的になってしまう方は膵臓(すいぞう)もかなり疲労している可能性があります。
疲れた膵臓を休ませ回復させるには鍼灸治療もお勧めです。

しっかりとか身体をケアしていくと少々の糖分には耐えられるようになってきます。
放っておくと糖尿病になったりする可能性も高いので早め早めの対策を心がけていけるといいですね。

膵臓に負担が掛かると痛みが出る場所があるので、気になる方は一度チェックしにきてみてください。
しっかり診させていただきますね。

今回は『普段から悩まされている頭痛や肩こりが実は低血糖から起こることがある』というお話でした。

それではまた。

鍼灸治療院HARINO 米増圭司

 

こちらもオススメ(関連記事)

●子供が頭痛いと言い出したら?子供の頭痛の原因と対策

●最近頭痛がするように…その原因となりやすい5つの習慣とは?

●その頭痛は危険なサイン!命に関わる頭痛の3つの原因と見分け方

ご予約・お問合わせは「お電話」または「24時間受け付け専用お問合せフォーム」より承ります。
【受付時間】月~土:10:00-19:00 / 水:10:00-13:00【定休日】日・祝
大阪府吹田市山田東1丁目11番1宮の前グリーンハイツ102号  アクセス

▽自律神経・パニック障害の整え方など発信中

▽パニック障害についての著書はこちら

慢性的な腰痛と肩こり、偏頭痛が悩みでした。 また2年前にパニック障害になり息苦し...

いつも温かくも大変参考になるInstagramを拝見しており、機会があればお世話...

先生の鍼は全く痛みがないです。 鍼を初めてされる方には、とても安心してお願い出来...

中学生の息子がコロナ後遺症による倦怠感と頭痛、起立性調節障害(POTS)がありお...

院内は、病院をイメージさせる鍼灸治療院とはイメージが違い、温かい内装で、治療中は...