【告白】私が鍼灸院を始めた3つの理由 | 自律神経専門 鍼灸治療院HARINO

【告白】私が鍼灸院を始めた3つの理由

こんにちは、米増です。

今回はご来院してくださる皆様からよく聞かれる「なぜ、鍼灸院を始めようと思ったのですか?」というご質問に答えてみたいと思います。

私は、実は鍼灸師の国家資格の他に、柔道整復師(じゅうどうせいふくし)という整骨院の先生をできる資格も持っております。

普通なら「○○鍼灸整骨院」や「○○整骨院」など整骨院も一緒にやりそうなのに、なぜ整骨院はやらずに鍼灸院だけにしたのかということを疑問に思われる方も多いようです。

結論から言えば「鍼灸が一番良いと思っていたから。」に尽きるのですが、他にも理由はいくつかあるのでまとめてみたいと思います。

ご興味があればご覧いただければ嬉しいです。

10年後を想像したから

1つ目の理由として「10年後を想像したときに整骨院をやっているイメージを持てなかった。」というものがあります。

私自身、整骨院で8年間勤めていました。
そしてその以前もいろいろな整骨院や整形外科で働いてきました。

そこで感じたことは、整骨院での仕事は若いうちはいいけれど、年を重ねるにつれて徐々にきつくなる仕事だなということでした。

整骨院は主に手技をメインとして保険治療をする中で多くの人を相手します。
マッサージや整体なども行いますし、ケガの治療なども行います。

楽しいしやりがいもとても感じる仕事ですが、なんといっても体力勝負になってきます。

今私は30代で気力も体力もあるので大丈夫です。
ただこのままのスタイルで40代、50代と続けていけるのかと思うと正直不安でした。

それに比べ鍼灸は細かい技術が要求される仕事です。

ツボが1㎜ずれるだけでも効果が変わる繊細な仕事です。
そのため、年月を重ねスキルが磨かれれば磨かれるほどうまく、そしてラクに出来る仕事になります。

30代の私よりも40代、50代の私の方がうまくなっているはずなのです。

10年後の自分を想像したときに、後者の方を選びたいと思いました。
衰えていく自分と、成長し続けていく自分を比べれば答えは明白でした。

同じことをするなら独立する必要は無かったから

2つ目の理由としては、「前職と同じことをするなら特に辞める必要は無かったから」ということです。

前職でもすべての鍼灸業務を任されていました。

もう一人の先生(院長)と患者さんを半分ずつ担当していましたし、人間関係にも何一つ問題はありませんでした。

辞める理由は「自分が思うスタイルで挑戦してみたい。」
本当にそれだけでした。

人が辞める時はだいたい何か不満があったり、人間関係でトラブルがあって…などが多いと思いますが、幸い私にはそのようなことは一切ありませんでした。

「鍼灸+整骨院」というスタイルを取ろうかとも思いましたが、それだと前職のスタイルと変わらないため、特にリスクをとって辞める必要もなかったのです。

前職のスタイルも良いし、スタッフさんとも良好な関係でした。

「それでも、私がやってみたかったスタイルを挑戦してみたい。」

その気持ちが前の職場に残るよりも強くなったため、独立を選びました。

何より鍼灸が一番よく効くと思っているから

そして3つ目にして、何より一番に思うことは、「鍼灸が一番効果が高い」と思っているからです。

世の中にはたくさんの手技や治療法があります。

私が知らない素晴らしい技術は星の数ほどあります。
私より治療がうまい先生も星の数ほどいることでしょう。

ただ、私が今まで出会って来た治療法や人の中では鍼灸治療が一番でした。

22歳の夏、私は一人の鍼灸師の先生と出会いました。
あれから、10年以上経ちますが、その初めて見た鍼灸への驚きや感動を越えたものは今のところありません。

「あの時出会った鍼灸師の先生のような店を持ってみたい。」

それがいつしか目標になっていました。

あの先生と出会った頃から、「将来は鍼灸院で行くぞ」というのは決めていたのかも知れません。

最後に

以上3つが「鍼灸院でいこう!」と決心した理由です。

これらの考えがベースになり、「どうせやるなら一人ずつていねいに治療していきたいな。」「病院っぽさを無くした治療院にしたいな。」などいろいろ夢を膨らませていきました。

すべて自費で一人ずつ治療していくとなると金額も高くなってしまいますし、1日に診られる人数も限られてしまいます。

それでも、自分ならどんな店に行きたいだろう?というのを常に考えながら、『自分でも通い続けたい店作り』をテーマに今までやってまいりました。

幸い、「他の自費のリラクゼーション店で同じ金額を払うなら絶対ここの方が良いし、コスパも良い」とおっしゃっていただけることもあります。

「居心地が良くて、ついゆっくりしてしまう。」「不思議と何でも話せてしまう。」などとおっしゃっていただけるとこんな店にして良かったなと心から思います。

HARINOは1人ですべてを運営している小さな鍼灸院です。

始めて1年半ほどでまだまだ不安定な毎日ではありますが、皆様の応援のおかげで何とか出来ております。

今後も鍼灸というものを通じて一人でも多くの方の人生に寄り添い、良いお付き合いが出来れば嬉しく思います。

まだ鍼灸を受けたことが無い方。
身体や心の不調で悩み続けている方。
選べる選択肢が病院と薬しかない方。

私はそんな方々の力になりたいと思っています。

こんな思いで日々やっておりますので、ご縁がありましたら一度お越しいただきたいと思っております。

それでは、また。

鍼灸治療院HARINO 米増圭司

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