【要注意】梅雨時に起こりやすい不調ワースト5
こんにちは、大阪府吹田市の鍼灸治療院HARINO(ハリノ)の米増です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
世間ではいまだにコロナウイルスのニュースでもちきりですが、ようやくお子さまの学校が始まったり、仕事の再開のめどが立ったりと少し安心できて、徐々に騒がしい日々に戻りつつあるといった感じではないでしょうか。
ただ、一つ忘れていませんか?もうすぐ「梅雨」がやってきます。
なんとなくコロナに気を取られてバタバタとしておりますが、毎年梅雨時には多くの方が体調を崩してしまっています。
ただでさえ体調を崩しがちな梅雨時に加え今年はコロナの影響も出ています。例年より不調を感じる方は多いのではないかなと思っています。
そこで今回は、『梅雨時に起こりやすい不調ワースト5』をお伝えしてみようと思います。
梅雨時には体に様々な不調が出ますが、とくにこれからご紹介する5つの症状は起こりやすくなります。
当てはまる方は要注意でお過ごしくださいませ。
事前になりやすいことを知っておくと対策を立てられますので参考にしていただければさいわいです。
それでは見ていきましょう。
梅雨時に起こりやすい不調 第5位『動悸・不整脈』
第5位は「動悸・不整脈」です。
梅雨時に動悸がしやすくなったり、不整脈が出る方がいます。
気圧の変化や湿度の変化により自律神経が乱れ、心臓の鼓動にも影響を与える場合があります。
梅雨時以外では、台風が近づいてきたときにもなりやすいためご注意ください。
普段から動悸や不整脈が出やすい方、ストレス感じやすい方などは特に注意が必要です。
ただ、動悸や不整脈が出ても心臓そのものが悪いわけではないことが多いのですぐに対処しなければならないということは少ないです。
原因となるのは自律神経の乱れになりますので、深呼吸を心掛けたり、少しゆっくりできる時間を作ることがカギとなって参ります。
梅雨時に起こりやすい不調 第4位『睡眠障害』
第4位は「睡眠障害」です。
梅雨時は眠れないという方も増えてきます。
不眠の種類には「寝つきが悪い」「途中で目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」という3種類があります。
ジメジメして蒸し暑い梅雨時にはこれらすべてが起こりやすくなります。
対策としては部屋の温度や湿度に気を使い、除湿器を回して寝るなどをすると比較的寝やすいと思います。
寝てるときには汗もかくため、通気性の良い寝間着で寝たり、敷布団の下にスノコを敷いたりして通気性を高めると良いと思います。
睡眠時間に関してですが、夏は冬場より短くなっても構いません。
年中毎日7~8時間寝なくてはいけないというのは誰かが作った常識なので、ご自身にあった睡眠時間を見つけていただければと思います。
ポイントとしては「朝スッキリ目覚められるかどうか」「日中眠気はないか」の2点となります。
睡眠は「時間」も大切ですが、それ以上に「質」が大切になります。
ぐっすり眠れる環境を整えられているか、寝る前に自分らしい時間を過ごせているか、夜遅くに食事などを取り過ぎていないか、などが睡眠の質を左右するため気を付けてみてください。
梅雨時に起こりやすい不調 第3位『胃もたれ・食欲不振』
第3位は胃もたれや食欲不振など「胃腸の不調」になります。
「土用の丑の日」なんて言葉がありますが、「土用」というのは季節の変わり目のことです。
冬から春にも土用はありますし、春から夏にも土用はあります。
もちろん夏から秋にも秋から冬にも土用はあります。
その中でも春から夏にかけての土用は一番身体への負担が大きく、特に内臓機能への負担が大きくなります。
東洋医学では「湿気は胃にダメージを与える」ともされており、元気な方でもだいたい皆さん胃腸機能が弱ります。
そのためいつもより食欲が湧かなかったり、少し食べると胃もたれを起こしやすくなります。
ちなみに土用の丑の日にウナギを食べて元気をつけようというのがありますが、あれは昔、夏に売れないウナギを売るための広告だったので、あまり気にしないで大丈夫です。
むしろ内臓機能が弱っている時にウナギを食べると胃もたれを起こしやすくなるとも言われています。
消化に良いものを食べたいですね。
梅雨時に起こりやすい不調 第2位『片頭痛』
第2位は「片頭痛」です。
雨の前になると頭痛がしやすいという方は多いのではないでしょうか?
湿度の変化、気圧の変化により血管や神経が圧迫され自律神経も乱れるため普段より片頭痛が起こりやすくなります。
特に頭痛持ちの方は要注意です。梅雨時の期間は頭痛薬を飲む機会が増えるかもしれません。
予防のポイントは「首をしっかりほぐすこと」です。
首には自律神経が多く存在し、頭への血管も通っています。
そのため首の筋肉が詰まってしまったり、凝り固まってしまうと頭への血流が低下し、さらに頭痛を引き起こしやすくなります。
日々忙しくしていると呼吸も浅くなりがちなので、しっかりと深呼吸を心掛けていくことも大切になります。
梅雨時に起こりやすい不調 第1位『ぎっくり腰』
そして梅雨時に起こりやすい不調の堂々たる1位は「ぎっくり腰」です。
これは本当に多くなるので気を付けていただきたいと思っています。
どれくらい多くなるかというと、他の時期は月1~2人ほどのぎっくり腰の患者さんが、梅雨時には1日に1~2人ほどになったりするほどです。
なぜそれほどまでにぎっくり腰になりやすいかというと「免疫力が下がるから」です。
これまでにご紹介してきたように梅雨時の湿度や気圧の不快感によって胃腸が弱ったり睡眠がうまく取れなくなっています。
さらに6月は5月のゴールデンウイークから祝日もなく3連休もないため疲労が溜まってくる頃になります。
胃腸が弱り睡眠が取れず疲労が溜まっていると免疫力が下がり、筋肉の回復がおろそかになります。
そして筋肉が弱い状態のまま普段の生活を送ることになるため、元気な時なら耐えられる動きや何気ない動作でもギクッと痛めてしまうのです。
しかもこの時期にぎっくり腰を起こすと元々の回復力も弱っているため回復まで時間がかかるという欠点もあります。
梅雨時のぎっくり腰は本当に些細なキッカケで起こります。
気を付けてくださいね。
まとめ
梅雨時に起こりやすい不調についてまとめてみました。
最後に梅雨時に起こりやすい不調の原因の共通点をまとめてみます。
- 自律神経の乱れ
- 内臓機能の低下
- 免疫力の低下
気圧の変化や湿度の悪化により上記3つの不調が起こりやすくなります。
3つの不調をベースにあなたの普段から弱いところに不調が出やすいため、この時期は特に要注意の時期となります。
そんな不調の時期には鍼灸がおすすめです。
鍼やお灸を使って内臓の状態を改善し、自律神経を整え、免疫力を上げておけばこの梅雨時を無事乗り越えられる可能性がグンと高まります。
不調が現れてからでも構いませんし、不調が出ないようにというケアで事前に治療しておくのもいいかもしれません。
もしご興味あればご連絡くださいませ。痛くもないし、一度受けたら病みつきになりますよ。
不快な時期ですが、なんとか乗り越えて夏を楽しめるようになりたいですね。
それでは、また。
鍼灸治療院HARINO(ハリノ) 米増圭司