【注意!】薬の飲みすぎによる薬物乱用性頭痛と3つの対策 | 自律神経専門 鍼灸治療院HARINO

【注意!】薬の飲みすぎによる薬物乱用性頭痛と3つの対策

こんにちは、鍼灸治療院HARINOの米増です。

日頃から頭痛に悩まされていて薬も飲んでいるのになかなか治らない頭痛で悩んでいる方に向けてこの記事を書いています。

今回は、実は「頭痛薬を飲みすぎることによってさらに頭痛が起こりやすくなることもあるのでご注意くださいね。」というお話です。

頭痛が出たら頭痛薬を飲むという方は多いですよね。
薬を飲めばガンガン割れそうな頭痛でもマシになったり、軽いものなら普通通りに動けるようになりますし、非常に便利なアイテムです。

たまになら問題ないとは思いますが、連日になったり、痛くなる前に予防的に飲んでいるような方は要注意かもしれません。

その頭痛「薬物乱用性頭痛」かも

結論から言うと、月に10日間以上頭痛薬を服用しているにも関わらず頭痛が治まらないという方は「薬物乱用性頭痛」という状態に陥っている可能性があります。

頭痛薬に含まれている成分は中枢神経の痛みを抑える成分がメインとなっているため、この薬を飲みすぎることで痛みを感じるセンサーに異常をきたすようになり、痛みに対して敏感になり少しの刺激に対しても頭痛を引き起こしてしまうようになります。

また痛みの場所や痛みの性質も変化していくことで頭痛の原因が複雑化し、薬そのものが効きにくくなるという悪循環も引き起こすようになります。

そうして、頭痛の頻度が増える→薬を飲む量やペースが多くなる→薬が効きにくくなるという悪循環を繰り返し、薬を飲めば飲むほど頭痛がしやすくなるという最悪のケースに陥ってしまうのです。

頭痛薬の他にも生理痛や腰痛などの痛み止めの薬などでも起こりやすいため当てはまる方は注意が必要です。

薬物乱用性頭痛などの頭痛を根本的に治す3つの対策についてまとめていきます。

【対策1】薬物乱用性頭痛の対処法

もしあなたに薬物乱用性頭痛の気配があるのであれば、改善策は1つです。

「今飲んでいる薬を中止すること。」

これに尽きます。薬を飲むことで頭痛に対して過敏になり、痛みが出やすくなっているため一旦使用を中止し、薬の影響から解放してあげる必要があります。

頭が痛くて薬を飲んでいたのに、薬を飲むことで頭痛が悪化しているなんて信じがたいかもしれませんし、いきなりやめて大丈夫なのかという不安も大きいと思います。

ですが、このまま薬を飲み続けるとより一層頭痛は悪化し、頭痛の頻度や程度がますます悪化してしまう可能性すらあります。

減薬に取り組むなら今がチャンスです。この機を逃すとさらに悪化するかもしれませんよ。

【対策2】頭痛の原因の80%である「首」を治す

頭痛が頻繁に起こると脳腫瘍かな?とかなにか重大な病気かな?と不安になりますよね。
ですが、その原因のほとんどは脳など重要な場所にはありません。

慢性的な頭痛をお持ちの方の80%以上は首が非常に悪い状態にあります。

首の筋肉のコリ、頚椎(首の骨)の異常、ストレートネック、交通事故後のダメージ、など何らかの原因で首を悪くし、血流が悪化すると頭痛が起きやすくなります。

そのため、頭痛を根本的に改善しようと思ったら、薬で抑えるのではなく首まわりをきちんと治していく必要があります。

首を悪くする3つの要因

頭痛が起きやすくなる方は首が非常に悪くなっているとお伝えしましたが、その首が悪くなる原因は大きく3つに分けられます。あなたには心当たりありませんか?

血流不足による首コリ

スマホをずっと見ている、一日中パソコン作業をしている、姿勢が悪い、などが続いていると慢性的に首を支える筋肉に負担が掛かり続け血流が悪化し首の筋肉が凝り固まってしまいます。

その結果首の奥の方を流れる脳への血流が停滞し血流障害を引き起こすようになるため、脳が酸欠状態になりやすく頭痛を引き起こしやすくなります。

自律神経の乱れによる首の緊張

仕事での緊張、大事な会議、プレゼンなどでの緊張、子育てや家事で休む暇なく忙しくしていることでの緊張などによって自律神経がずっと興奮状態にあると首の筋肉も緊張するようになります。

首の筋肉を動かしている神経は脳から直接出ているため、脳の緊張がダイレクトに首につながり、「脳の緊張=首の緊張」というくらいになります。

仕事の緊張によって自律神経が乱れる場合、不良姿勢や眼精疲労なども重なるため脳の血流状態が著しく悪化し、気が抜けた時に一気に頭痛が襲ってくる可能性があるため、要注意です。

内臓の疲れからくる首の緊張

忘年会で飲み過ぎた、普段からよくお酒を飲む、甘いものが大好きでよく食べる、早食い、大食いなど内臓に負担が掛かる状態が続いていても首の筋肉は緊張します。

これは、内臓体制反射(ないぞうたいせいはんしゃ)といって内臓の状態が筋肉にあらわれるという人間にもとから備わっているシステムの一つになります。

肝臓が疲れると首の右側、すい臓が疲れると左側、腎臓が疲れると首の付け根が固まりやすくなります。毎回首のコリが同じ場所に感じるという方はこれらの内臓が弱っている可能性があるため、内臓のケアが必要かもしれません。

【対策3】薬を飲むより体質を変えよう

薬を飲んで頭痛をやり過ごすことは忙しいときやどうしようもないときは仕方ないと思います。

ただ、頭痛には必ず原因というものがあります。

その原因は首がおかしくなっていることが非常に多いため、首を治すことが先決となります。

  • 何度も何度も薬を飲んでいるにもかかわらず頭痛が治まらない。
  • ずっとつらい慢性的な頭痛に悩んでいる。
  • 自分の頭痛をそろそろ何とかしたい。

と思っておられる方がいれば一度しっかり首を治すことを意識してやってみてはいかがでしょうか?

頭痛の原因となる場所を改善していけば、自然と薬に頼る期間も減り、頭痛に苦しむ日々の少しずつ減っていくことでしょう。

薬物乱用性頭痛、意外と多いので気を付けてくださいね。

それでは、また。

鍼灸治療院HARINO 米増

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