慢性的な頭痛や肩こりが起こる6つの原因 | 自律神経専門 鍼灸治療院HARINO

慢性的な頭痛や肩こりが起こる6つの原因

いくら肩を揉んでも、首を揉んでも良くならないような頭痛や肩こりで悩んでいませんか?
何か月も何年も続いているような原因のよくわからない頭痛や肩こりはつらいですよね。
病院に行っても異常なし、マッサージ屋さんで首や肩を念入りにもみほぐしてもらってもその場限り。
次の日にはもうガチガチに。そういう方って意外と多いのではないでしょうか?

実は慢性的な頭痛や肩こりには、マッサージでは解決しづらい隠れた原因があるのです。
それを知らずにやみくもにマッサージを受けていてもなかなか改善されません。
ですが逆にこれからご紹介する6つの原因を把握し、改善さえすれば長年つらかった症状も改善してきます。

今回は、慢性的な頭痛や肩こりが起こる6つの原因についてお伝えしようと思います。
数か月や数年単位で頭痛や肩こりが続いているという方は、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

慢性的な頭痛や肩こりが起こる6つの原因

1. 首や骨そのものの問題
2. 内臓の問題
3. 精神状態の問題
4. 骨盤の問題
5. 冷えの問題
6. 姿勢の問題

一つずつ解説していきますね。

1. 首や骨そのものの問題

過去に交通事故やスポーツなどで首のむち打ちやケガをしたことはありませんか?
外からの強い衝撃は首の骨や筋肉、靭帯などを痛めてしまいます。
また、刺激を受けた際に頭が振られてしまい、脳にダメージが入る可能性もあります。
そのような経験をお持ちの場合は、首の骨や靭帯から治療していく必要があります。
骨や靭帯は身体の一番深いところにあるため、慎重に触る必要があります。
下手にグイグイ揉んでしまうと逆に気持ち悪くなったりしんどくなったりすることがあります。

2. 内臓の問題

暴飲暴食や薬の飲みすぎなどにより内臓が弱ったり負担が掛かると特定の皮膚や筋肉が硬くなります。
特に首と内臓は密接に関係しているため、内臓に負担が掛かると首が固まりやすくなります。
例えば、肝臓が疲れていると右の首すじがコリやすくなりますし、膵臓(すいぞう)が疲れていると左の首すじがコリやすくなります。
また首の付け根は腎臓との関連が強く、慢性的な疲労感があると特に固まりやすくなります。
そのため内臓に問題がある場合は内臓の治療が必要になります。

3. 精神状態の問題

ストレスや不安感、イライラ、うつっぽい、などの精神状態は首や背中に現れます。
とくに左の首や背中が痛い場合はストレスや心臓との関連が強いため、ストレスの緩和が非常に大切になってきます。
最近元気が出ない、ボーっとする、物忘れしやすい、などの症状がある方は要注意かもしれません。
仕事などで強い不安を感じたときや、そこから解放された時に頭痛や肩こりを強く感じるタイプの方はストレスのケアをする必要があります。

4. 骨盤の問題

女性の骨盤は生理周期に合わせて少しですが開いたり閉じたりしています。そして出産時には大きく開き、またゆっくり閉じていきます。
難産であったり、産後にゆっくり安静にできなかったりすると骨盤の閉じが悪くなります。骨盤の閉まりが悪くなると骨盤が開いたままとなり、そのズレが背骨を通じて頭まで影響を及ぼしてきます。
また普段から座りっぱなしが多かったり、運動不足によって骨盤周りの筋肉が弱まったり、固まってしまっても骨盤の歪みを引き起こす原因となります。
さらに骨盤の歪みは子宮などの内臓にも負担をかけ、生理痛やホルモンバランスの乱れも引き起こします。
女性ホルモンの低下によって片頭痛が起こることも報告されているため、生理周期によって頭痛や肩こりが起こりやすいという方は骨盤の歪みとホルモンバランスの乱れを整えていく必要があります。

5. 冷えの問題

冷えも大きな問題になります。
オフィスがクーラーで冷えすぎている、冷たいものを飲みすぎたり食べすぎている、スカートなどで足を冷やしがち、筋力不足などで身体を温められないでいると体温が下がっていきます。
平熱が35度台の方は要注意。理想の体温は36.5度以上。35度台では低体温とされ、うまく身体の機能が発揮されません。
とくに脳は多くの酸素や血液を必要とするため、身体が冷えて血流が悪くなると、その機能を十分に発揮することが出来ずに頭痛の原因となります。

6. 姿勢の問題

普段の姿勢や日常生活のクセもかなり大きな原因となります。
先ほどの首そのものの問題とも関係してきますが、不良姿勢は首に大きな負担をかけてしまうので要注意です。
姿勢というと猫背を意識する方が多いのですが、実は背筋を良くし過ぎることも問題となります。

日本人に多い「背筋を伸ばしてシャキッと座る」姿勢ですが、これは見栄えは良いのですが骨格には最悪です。
顎を引いて胸を張り、背筋を伸ばして座ると背骨本来のカーブが無くなってしまいます。
これを繰り返すことによりストレートネックになってしまいますので気を付けましょう。

病院や整体院などで「ストレートネックですね」と言われたことはありませんか?
もし、そういう方で「普段から姿勢には気を付けています!」という方はご自身で悪くしている可能性がありますのでご注意を。

ちなみに余談ですが、「背筋を伸ばしてシャキッと座りなさい!」という教育は日本だけなんですよ。
世界中では、「もっと楽に座りなさい」とは言われますが、「シャキッと座りなさい」とは言われないそうです。文化の違いって怖いですね。

 

いかがでしょうか?
慢性的な頭痛や肩こりを起こす6つの原因についてお伝えしました。

実は、これらは身体にサインとして現れています。
それらをしっかり把握してあげることでご自身の身体の状態がわかってきます。

その検査はやはりプロにお任せするのが一番かと思います。
僕の所に来てもらえればしっかり探して治療していきますので、興味あればぜひ一度お越しください。

つらいところをもみほぐすだけより、悪いところを知った上で治療していくのとでは大きな差が生まれます。
長年つらい状態であれば、一度しっかり治していきたいですね。
薬もいらない元気な身体を一緒に取り戻していきましょう!

鍼灸治療院HARINO 米増圭司

 

こちらもオススメ(関連記事)

●片頭痛の予防に必ず取りたい3つの栄養素

●飲みすぎなどによる内臓の疲れと肩こりの意外な関係性

●手足がいつも冷たい冷え性の方にお勧めしたい「冷え性改善のための3つのツボ」

ご予約・お問合わせは「お電話」または「24時間受け付け専用お問合せフォーム」より承ります。
【受付時間】月~土:10:00-19:00 / 水:10:00-13:00【定休日】日・祝
大阪府吹田市山田東1丁目11番1宮の前グリーンハイツ102号  アクセス

▽自律神経・パニック障害の整え方など発信中

▽パニック障害についての著書はこちら

慢性的な腰痛と肩こり、偏頭痛が悩みでした。 また2年前にパニック障害になり息苦し...

いつも温かくも大変参考になるInstagramを拝見しており、機会があればお世話...

先生の鍼は全く痛みがないです。 鍼を初めてされる方には、とても安心してお願い出来...

中学生の息子がコロナ後遺症による倦怠感と頭痛、起立性調節障害(POTS)がありお...

院内は、病院をイメージさせる鍼灸治療院とはイメージが違い、温かい内装で、治療中は...