中学生以下のお子さまの頭痛がひどい時に考えたい3つのこと | 自律神経専門 鍼灸治療院HARINO

中学生以下のお子さまの頭痛がひどい時に考えたい3つのこと

こんにちは、大阪府吹田市の頭痛肩こり専門鍼灸、鍼灸治療院HARINOの米増です。

当院には、さまざまな年代の方がご来院されますが小・中学生の頭痛を何とかできませんか?というお話をいただくことがあります。

子どもの頭痛は本当に見ていてつらいですしご両親にとっては自分の問題よりも心配に思われると思います。

病院で検査をしても問題はないし、特にこれといって思い当たることもない。

ただただ薬を飲みながら耐え続けているといったお子さまも多いので、今回はそんなお子さまの頭痛に対する僕なりの考えをまとめてみたいと思います。

西洋医学的に言われていることだけでなく、東洋医学的な視点や心理学的な視点からも考えてみたいと思いますので、この記事を読むことで頑固でつらい子どもの頭痛について改善のヒントになるかもしれません。

もしこのようなお悩みをお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。

生活習慣の乱れや薬の飲みすぎ

遅くまでスマホやゲームをしていたり、外で遊んだり動いたりすることが減り運動不足になっていると頭痛が出やすくなります。子どもの脳はまだ発達段階であるため強い刺激やブルーライトなどの刺激を浴び続けると脳が疲労し、頭痛が起こりやすくなります。

最近は小学生でも自分のスマホを持っているケースも多いので、SNSやYouTube、LINEなどの使い過ぎに注意してみて、使用頻度が減ることで頭痛の頻度や程度が減ってくれるのであれば、頭や目の使い過ぎということになると思います。

あなたのお子さまは大丈夫でしょうか?

スマホの新しいアプリをダウンロードして新しいゲームをやり始めたり、画面の展開の早いゲーム動画などを見続けると特に酔いやすく頭痛にもつながりやすいため注意が必要です。

また、病院でも原因不明と言われ、子どもでも飲めるような薬を処方されてこれで様子を見ましょうという方も多いと思います。

1日何錠までなら大丈夫と言われても、毎日毎日何か月にもわたり飲み続けることはあまりお勧めできません。

大人でも薬物乱用性頭痛というものがあり、一か月に10日以上は頭痛薬を飲んではいけないことになっています。

さらに繊細なお子さまが毎日飲み続けることで内蔵にも負担が掛かります。

そして薬が効きにくくなってきたり、薬に依存するようになってしまう可能性もあるため、もし連日のように薬を飲んでいても頭痛が一向に良くならない場合は一度薬を飲むのを減らしてみることを検討されたほうがいいかもしれません。

薬の量を減らすことで頭痛が一時的に悪化することもあるかもしれませんが、1週間~2週間ほど薬の量を半分~ゼロくらいに減らしてみて体調の変化を見てみて下さい。

もしそれで頭痛の頻度が減ったり、頭痛の程度が減少するようであれば薬が合っていないことになりますので、薬を減らしていった方が改善へつながると思います。

ご両親の不調

頭痛で悩むお子さまばかりに目が行きがちですが、僕はご両親の健康状態も気になることがあります。

頭痛持ちのお子さまの親であるお母さまにお話を伺うとたいていお母さまもつらい頭痛持ちだったりしています。

週末に寝込むほどつらい頭痛で悩んでいたり、頭痛薬が手放せないという方も本当に多くいらっしゃいます。
「子どもは親の鏡」という言葉もあります。

お子さまの調子が悪い時は親の調子も悪い時だったりします。
お母さまが頭痛で苦しんでいる姿を見たり、いつも「頭痛い…」と言ったような言葉を聞いていると無意識にお子さまにも「頭痛」というキーワードがインプットされてしまいます。

特に中学生以下くらいのお子さまは繊細で親の影響を非常に受けやすいため、ご両親の不調が子どもにリンクして現れるといったことはよく起こります。

頭痛でいつも苦しんでいませんか?
頭痛でいつもイライラしたりしていませんか?

もしお子さまがつらいときはご自身を治してみるのもいいかもしれません。
お母さんが元気で笑顔でいるとお子さまは安心できるため頭痛なども改善することがあると思います。

学校生活や精神的ストレス

学校生活でのトラブルも関係している場合もあるかもしれません。
試験や友達関係、部活動や授業についていけない、などお子さまの人には言えない悩みがあるかもしれません。
いじめにあっている、もしくは誰かがいじめられているのを見ているのがつらいなどがあるかもしれません。

本人の口からはなかなか言えないこともあると思います。もしくは本人も気付いていないプレッシャーを感じてしまっているのかもしれません。

子どもさんにそれとなく学校のことなど聞いてみてはいかがでしょうか?

聞くときのポイントは「親側の価値観や意見を絶対に言わないこと。」です。

何か話を聞くとどうしてもアドバイスや「そんなものはこうすればいいじゃない?」といったことを言ってしまいがちですが、それを言った時点でお子さまは確実に心を閉ざします。

こんなことがあると言ってくれたら、そのまま受け取って、なぜそれがつらいのかなどをゆっくり聞いていってあげてください。

話を聞くときは「オウム返し+なぜそう思うのか?」というものを基本セットとして聞いてあげてください。

オウム返しは相手が言った言葉をそのまま繰り返す方法です。

例をあげるとすると
「学校のテストが難しいんだよね」とお子さまが言ったら
「勉強してないからでしょ?」と返すのではなくて「学校のテストが難しいんだね」と返してください。

そしてそのあとに「なんでそう思うの?」とその理由を質問してあげてください。

「先生の教え方が全然わからない」という答えが返ってきたとしたら
「先生の教え方が全然わからないんだね。どんなところがそんなに分からないの?」と言った感じでさらに深堀りしていきましょう。

そしてある程度深いところまでいけたら「じゃあどうしたいと思うの?」など相手がどうしたいのかを聞いてあげてください。本人の口から希望することが出てくると思います。

口下手な男の子などは返答までに時間がかかったりモゴモゴしたりしてしまいがちですが、辛抱強く待っていればゆっくりでも返ってくると思います。

相手を遮らず、相手の意見を尊重してみてください。

もしご自身のご意見などを言いたい場合は、最後に「お母さん(お父さん)がもし同じ立場だったらこうするかなー?」と言ったくらいにしてあげるのが良いと思います。

意外とお子さまは自分の意見が言えないことで頭痛を引き起こしているかもしれません。

僕もいろんな方々を見てきましたが、子どもさんに質問してもすべて親御さんが答えてしまって子どもさんは黙ったままといったケースが結構多かったです。

子どもさんは親が思っているよりもずっと大人で、ちゃんと一人ですべて受け答えができますし、親が思っているよりもっと自分の意見や意思を持っています。

意外と1対1で話をすると笑顔もありますし、ちゃんといろいろ話してくれますよ。

まとめ

子どもさんに頭痛が起きていて学校にも行けないくらいつらかったり、薬が手放せなかったりするとご両親からすればとても不安でご心配になると思います。

当院に来てくれているお子さんの身体を診ていくと首がガチガチになっていたり、目の疲れや背骨の硬さなど身体の不調が出ていることも多いです。

そういったものをしっかり緩めながらご家族との関係や学校生活での悩みなどを改善していくことができれば原因不明のつらい頭痛も解決に向かう可能性は高まるでしょう。

もし、今現在お子さまの頭痛で悩まれていて、病院などどれだけ検査をしても異常なしと言われて途方に暮れている方がいれば一度お話を聞かせてくれませんか?

鍼灸という西洋医学とは少し違った角度から一緒に原因を探していくことで見えなかった原因が見えてくる可能性もありますし、お話をゆっくり伺う中で意外なヒントが見えてくるかもしれません。

お母さんが疲れているなら一緒に治療しても良いと思います。

とにかくみんなが元気で笑顔を取り戻せたらいいですね。

もしお困りでしたらお気軽にお問合せください。一緒に治していきましょう。
ご連絡お待ちしております。

鍼灸治療院HARINO 米増圭司

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