頭痛に効くツボは?頭痛持ちの方必見のセルフケアに良いツボ5選
こんにちは。大阪府吹田市の頭痛肩こり治療専門鍼灸、鍼灸治療院HARINO(ハリノ)の米増です。
このコラムは「最近頭痛が出るようになってきたし、頭痛に効くツボってないのかな?」という疑問をお持ちの方に向けて書いています。
今回は、頭痛によく効いて自分で簡単にできるセルフケアに良いツボを5つご紹介いたします。
頭痛に効くツボを知ることで、普段のセルフケアに取り入れることが出来るようになります。
その結果、頭痛の程度を和らげたり、頭痛が起こる頻度を少なくすることが出来るようになる可能性が高まりますので、ぜひ取り入れてみて下さい。
それでは見ていきましょう。
頭痛に効くツボ
頭痛に効くセルフケアに良いツボは以下の5つとなります。
- 天柱(てんちゅう)
- 風池(ふうち)
- 印堂(いんどう)
- 角孫(かくそん)
- 目窓(もくそう)
一つ一つ詳しく解説していきますね。
天柱(てんちゅう)
頭痛に効く1つ目のツボは天柱(てんちゅう)というツボです。後頭部の首の付け根にあります。
このツボはこんな頭痛によく効きます。
- 後頭部の頭痛
- 首こりや肩こりによる緊張性頭痛
後頭部の頭痛によく効くこのツボは後頭下筋(こうとうかきん)といって、首の骨と頭蓋骨を繋ぐ筋肉がくっついているところなため、非常に凝り固まりやすい場所になります。
さらにこのツボの奥には脳へ行く太い血管が通っているため、天柱エリアが凝り固まると、すぐに脳への血流が不足し、頭痛が起きやすくなります。
頭痛が起こりやすいこの天柱(てんちゅう)というツボをセルフケアとして親指で刺激し、コリをほぐしておくことで脳への血流が回復し、後頭部にかけての頭痛や肩こりが改善されていきます。
風池(ふうち)
頭痛に効く2つ目のツボは風池(ふうち)というツボです。先ほどの天柱(てんちゅう)というツボのすぐ横にあります。
このツボはこんな頭痛によく効きます。
- 後頭部の頭痛
- 首こりや肩こりによる緊張性頭痛
後頭部の頭痛によく効くこのツボは僧帽筋(そうぼうきん)や板状筋(ばんじょうきん)といって頭と背骨を繋ぐ筋肉の付け根になるため、非常に凝り固まりやすい場所になります。
頭痛を改善する上で風池(ふうち)というツボと天柱(てんちゅう)というツボはセットになることが多く、後頭部の天柱(てんちゅう)~風池(ふうち)のツボエリアをくまなくほぐしていくことが後頭部の頭痛を改善するには大切になってきます。
印堂(いんどう)
頭痛に効く3つ目のツボは印堂(いんどう)です。
このツボはおでこの真ん中にあります。大仏のおでこにあるホクロのような場所と同じところです。
このツボはこんな頭痛によく効きます。
- 前頭部の頭痛
- 考え事で起きやすい頭痛
- パソコン作業などで細かい計算で起こる頭痛
頭痛が起きた時に印堂(いんどう)というツボをセルフケアでほぐしていく場合は、おでこの真ん中あたりを人差し指~薬指の第1関節でグリグリと広い面積でほぐしていくのがお勧めです。
おでこの筋肉をほぐしていくことで脳はリラックス状態となり頭痛が改善しやすくなります。
頭の血流が改善することで目の周りや頭が少しスッキリする感覚を味わえると思います。
角孫(かくそん)
頭痛に効く4つ目のツボは角孫(かくそん)というツボです。
このツボは側頭部の耳の上あたりにあります。
このツボはこんな頭痛によく効きます。
- 頭が締め付けられるような頭痛
- 側頭部の偏頭痛
頭痛が頭をよく使う時に出やすい方や、目の疲れから頭痛が起こりやすい方にお勧めのツボになります。
頭痛のセルフケアとしてこのツボをマッサージする場合は先ほどの印堂(いんどう)と同じように、1点だけでなく少し幅広く刺激していくと効果的です。
目窓(もくそう)
頭痛に効く最後の5つ目のツボは目窓(もくそう)というツボになります。
このツボは頭のてっぺんにあります。
このツボはこんな頭痛によく効きます。
- 目の疲れからくる頭痛
- 頭頂部の頭痛
ツボの位置は、ちょうどご自身の黒目の部分からまっすぐ頭の方へ指を動かしていくと、少しへこんでいたり、痛みがある場所があると思います。
このツボは漢字の通り目に効くツボです。
普段からよく目が疲れるなという方に特におすすめツボですので、ぜひ取り入れてみて下さい。
ツボの押さえ方
頭痛に効くセルフケアのツボの押さえ方は特にこれが正解というのは決まっていません。
ツボを押さえる際には基本的には親指で押さえるのが良いと思いますが、あまり強く押さえすぎると揉み返しのような状態になってしまったり、頭痛が悪化してしまうこともあります。
頭痛のツボのお勧めのセルフケア方法
- 天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)のツボは親指で押さえ体重を掛ける。
- 印堂(いんどう)のツボは人差し指から薬指の第1関節で幅広くゴリゴリとほぐしていく。
- 角孫(かくそん)と目窓(もくそう)のツボは人差し指と中指の腹の部分で押さえていく。
ツボを押していくセルフケアの中で、ご自身なりにこうした方が頭痛がマシになる。気持ちいい。緩んだ感じがする。というのがあれば、それでも構いません。
ご自身の頭痛改善に合ったセルフケア方法でツボをほぐしてあげてください。
こんな頭痛はツボ押しに注意が必要かも
片頭痛でこめかみがズキンズキンと脈打つような頭痛が出ている時には、グリグリとツボ押しをするのは控えておいた方がいいかもしれません。
片頭痛で頭がズキンズキンとしている時に、筋肉やツボを刺激しすぎると片頭痛が悪化してしまう可能性があります。
片頭痛は基本的に血管が拡張したことによって起こるとされています。
セルフケアでツボ押しをして血流を増やすと、片頭痛が悪化する可能性があるのです。
そのような場合に限らず、セルフケアをしていて頭痛がひどくなったり気分が悪くなるようであれば、すぐに中止するか、ツボを押さえる力を柔らかくしてくださいね。
頭痛のセルフケアで追いつかない場合は鍼灸治療を
いかがだったでしょうか?
頭痛によく効くセルフケアのツボを読みながら一緒に試された方もおられると思いますが、なんとなく頭がスッキリしたような感覚はありましたでしょうか?
ツボは押さえ方に慣れないと効果が出にくかったりしますので、少し練習は必要だと思います。
しかし、上記のツボを知り、練習して自分のモノにしておくことで、何となく頭痛が出そうなときや、ちょっと頭痛が出てつらいなという時のセルフケアとしていつでもどこでも簡単に行えますので覚えておいて損はありません。
ただ、頭痛がひどすぎる場合は、ツボ押しのセルフケアだけではどうしても改善しきれない方も多いと思います。
とくに慢性的に頭痛に悩まされている方や、日頃から頭を抱えるようなお仕事に追われている方などはツボによるセルフケアだけでは追い付かないことも多いです。
慢性的でつらい頭痛が起こりやすい時は、一度しっかり時間を取って鍼灸治療をされてみてはいかがでしょうか?
頭痛や肩こりは鍼やお灸を使って身体を内側から元気にすることで、頭痛や肩こりが出にくい身体となります。
また頭痛を引き起こしている原因を触診によって「どこが悪いのか」というのを明らかにすることで、「どこのツボをセルフケアでほぐしていけばいいのか」が分かるようになるため、自己流でツボケアするより効果的なセルフケアを出来るようになると思います。
頭痛を改善するためのツボは今回ご紹介した5つのツボの他にもたくさんあります。
頭痛の原因や、一人ひとり体調や体質も違うため、効果のあるツボも変わったり致します。
もし私にお任せいただけるのであれば、きっちりとケアさせて頂きます。
当院では今回ご紹介したツボ以外にも、あなたの頭痛の原因に合ったセルフケアのツボもお伝えさせて頂いております。
慢性的な頭痛で悩んでいる、という方はぜひこの機会にお試しください。
頭痛の治療のためとは言えども、身体に鍼を刺されるという恐怖感は初めての場合どうしても出てしまうと思います。
ただ、実際に受けてみると「全然痛くない、これくらいなら大丈夫」と安心して頂けると思います。
頭痛に対して日頃からセルフケアとしてツボを緩めながら、たまには鍼灸院でしっかりと身体をケアしリフレッシュさせる。
そんな生活を送れるようになると、慢性的でつらい頭痛とサヨナラ出来る日は近いと思います。
頭痛が気にならない日を一日でも早く手に入れたいですね。
ご協力できれば幸いです。ご連絡お待ちしておりますね。
鍼灸治療院HARINO 米増圭司